いま「育児を学ぶ」ことが必要とされる理由

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一昔前なら、「育児を学ぶ」という言葉を聞いても、「何を言っているんだ、育児は学んでするものじゃないよ」という答えが返ってきたでしょう。しかし、昨今では、多くの親や保育者、親子に携わる職業の方々の間で、「育児を学ぶ」ニーズは年々高まっていることを実感します。

こうした「育児を学ぶ」という意識は、最初は保育士さん、看護師さん、助産師さんなどの子育て支援に関わる人たちの間で広がりました。彼女たちの動機は、自分が接するお母さんの育児に関する疑問に答え、不安に寄り添い、安心を与えるための根拠と背景を得ることです。なぜそのようなニーズが生じたかというと、彼女たちは「子どもには、こう接すると良い」という具体的な対応を指導することは出来ても、「なぜそうすると良いのか、なぜそうしてはいけないのか」ということを言葉にして説明できないため、親御さんの理解や信頼が得られないという現実に直面したためです。

そのような背景の中、発達心理学をはじめ、脳科学、精神医学、社会学を背景とした「育児の専門家」としての知識とスキルを身に付けることが出来る「育児セラピスト」へのニーズが、保育士さん、看護師さん、助産師さんなどの子育て支援を担う方たちの間で高まりました。

実際、当協会の「育児セラピスト」の基となっている「育児学」のカリキュラムは、保育士養成の大学(淑徳大学 短期大学部子ども学科)、助産師養成の大学(宝塚大学 看護学科助産学専攻科)において、カリキュラム導入され、大学の選択必修科目にまでなっています。それほどに「育児を学ぶ」ことの必要性が、保育士さん、看護師さん、助産師さんをはじめとする子育て支援の担い手となる方たちの間で、認知されているのです。

こうした中、子育て支援のもう一つのカタチとして、ブログやSNSで、自身も育児に奮闘しながら、同じママ目線で育児相談にのるママタレントさんが、育児相談に根拠ある答えやアドバイスをしてあげるために、また、自身の言葉に背景と裏付けを付け、社会的信用を形にするために、「育児セラピスト」資格を取得する例が出はじめました。こうしたタレントさんの影響で、「育児を学ぶ」という意識が、親御さんたちの間でも一気に拡がりました。

ところで、親御さんたちは、単にタレントさんが育児セラピスト資格を取得したから、自分もやろうと思ったのでしょうか。実際の受講動機を拝見すると、どうもそうではないようです。

親御さんたちは、もともと潜在的に「育児を学ぶ」必要性を感じていて、タレントさんの育児セラピスト資格取得を聞いて、この潜在ニーズに対する答えとして、養育者(親)としての実践的な学びを得られる「育児セラピスト前期課程」受講に至ったのです。つまり、「育児に関する体系的な知識を学びたい」「育児における正しい知識を身に付けて日常に活かしたい」というニーズは、もともとあったのです。ただ、「そのために具体的に何をすればいいのか」の答えを見つけられずにいただけなのです。

そして、育児セラピスト前期課程を受講した多くの親御さんは、受講後のアンケートで、ここで得た知識とスキルを自分の子育てに活かすだけでなく、これからお母さんになる地域の新米ママさんたちに伝え、その支えになる活動をしていきたい、という展望を述べてくれます。実際、多くのお母さんは、育児セラピスト前期課程にとどまらず、その後後期課程を修了したり、アタッチメント・ベビーマッサージ インストラクター資格を取得して、子育て支援の担い手としての知識とスキルを高めていっています。つまり、現役のお母さんが、次の新米お母さんのための子育て支援を担おうとしてくれおり、「育児を学ぶ」ことによって、そのための知識とスキルを身に付けているということです。

「育児を学ぶ」ことは、現役で子育てをする親にとっては、「子育てにおける正しい知識」と、「子どもの発達における体系的な構造」を得ることが出来ます。それによって、子育ての不安を軽減し、子育ての楽しみを倍増し、良好な親子関係のもと豊かな発達を促すことが出来ます。

「育児を学ぶ」ことは、子育て支援の担い手となる方にとっては、「根拠ある育児アドバイス」を与えることが出来、お母さんたちの十分な理解の下に指導を進め、地域のお母さんたちの拠り所として機能することが出来ます。

「育児を学ぶ」ことは、コミュニティや大家族による「育児の伝承」が途絶えてしまった現代において、「おばあちゃんの知恵袋」の役割を担います。それは、単なる知識とスキルではなく、「育児セラピスト」という育児の専門家が、それぞれの地域で活躍し、育児に不安を抱え、悩むお母さんたちの拠り所となるための知識とスキルでもあります。

育児をする人(親)にとっても、そして、それを支援する人(子育て支援者)にとっても、「育児を学ぶ」ことは、現代社会において必要不可欠なことだと、私は考えています。そして、そのための知識とスキルを提供し、それを社会的に証明するための資格が、「育児セラピスト」です。

育児セラピスト認定協議会 理事長
廣島大三

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