協議会 会長メッセージ

寺下謙三先生

心療内科医として、様々な心の問題を抱えた患者や家族と向き合う中で、家族関係の諸問題の根源のひとつに、幼少期の親子関係があり、それは、患者の幼少期だけでなく、その母親、そしてそのまた母親の幼少期の家族関係・養育体験が 連鎖的に影響していることが多いと実感しています。そのため、思春期の患者の心的治療を進めるうちに、その母親、そのまた母親まで関わっていかざるを得ないことも多いのです。

また、青年期境界型の基本病理についても、遺伝的な内因と過去・現在の外因が複雑に絡み合った「親子間の心の距離感」にあることが多いと考えます。その心の距離を埋めていく治療は、幼少期にまでさかのぼって行います。しかしながら、思春期、青年期になってからの治療は大変難しく、時間もかかります。ですから、乳幼児期からの健全な子育て、健全な親子関係を築いていくことはとても重要です。

そうした背景のもと、日本アタッチメント育児協会が掲げる「乳児期の『子育て』におけるアタッチメント(早期愛着形成)の大切さを伝え、育児と家族形成に役立てるための機会や情報を提供し、『楽しむ子育て』『心があったかくなる家庭づくり』をサポートし、子育ての入り口である乳児期の子育てを通して『安心』と『愛情』の宿る家族運営をサポートすることで、 『心の壊れた子どもたちを作らない社会』づくりに貢献する。」という理念に賛同し、協力をしています。

医学博士、心療内科医
育児セラピスト認定協議会 会長 寺下謙三先生

協議会会長 寺下 謙三

寺下謙三

1978年東京大学医学部卒業
心療内科医、医療判断専門医、内科医

心療内科学、脳神経外科学、一般内科学、老年病学を専攻
医学・医療の総合コンサルタント、プロデューサー

著書に『標準医療』(日本医療企画)『主侍医制度』『プライベートドクターを持つということ』(共に同友館)『医者の心患者知らず』(リヨン社)『健康になる本」(教育書籍)』

共著に『子どもの不安症』(評論社)『強迫性障害』『食べられないやめられない摂食障害』『情報・知識imidas』(集英社)「健康」欄 等

寺下先生は、慶応義塾大学医学部薬理学教室にて、社会薬理学、医療判断学の教鞭をとっており、講義を通して、これから医師になる学生に、医療判断の難しさ、医者の判断の重要性を伝えています。

ご自身のクリニックでは「Academic(学術的・学問的に理論がしっかりしていて探求心に富んでいること)、Practical(見かけや名声だけではなく、実際に役立つこと)、Humanly(人間にとってのやさしさに配慮すること)」の3つをミッションに掲げ治療に取り組むと共に、プライベートドクターとして、総合的に患者をケアする「主侍医制度」という医師と患者の新しい関係を提唱しています。

  • 寺下医学事務所 寺下謙三クリニック 院長

著書

誰もがかかる可能性の高い、代表的な疾患約570を診療科目別・頻度順別に掲載。第一線の専門医が、各疾患ごとに最適な治療法を具体的に解説する。

まったく新しい見方の実用書「家庭の医学事典」

家庭のドクター標準治療最新版あなたの「最適な治療法」がわかる本

著:寺下謙三
出版:日本医療企画

三人の医師が集まって小さなクリニックを開業した。そこはどんな治療を受けるべきか迷う人や、決断に悩む人をサポートするよろず相談所。

三人の医師と患者たちの物語を通して、最新の治療法や日本の医療の問題点が見えてきます。

私を救う医者はどこ?―よろず相談クリニック13のエピソード

著:寺下謙三
出版:集英社

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