育児セラピスト前期課程(2級) 認定講座
現代は、「子育てが困難な時代」であると言わざるを得ません。
それを最も実感しているのは、子育てを第三者の立場からみている保育士、看護師、助産師、あるいは子育て支援関係者の方々です。そうした現場の方は、心配になってしまうような育て方や環境で子育てが行われているケースが、いかに多いかを実感しています。
実際、近年増加の傾向をたどっている思春期のうつ病やボーダーなどの心の病、引きこもり、不登校、ニートの問題などを見ると、「子どもがちゃんと育っていない」ということを実感せざるを得ません。
そして、これらの問題の多くは、乳幼児期や児童期の親子関係にその原因があります。
このことは、精神医学の分野においても、心理臨床の分野においても、もはや常識とされていることです。
しかし、親は、子どもの幸せを願って、一生懸命に子育てをしていることに変わりはありません。なのに、なぜ「子どもがちゃんと育たない」ケースは増える一なのでしょうか。
最大の要因は、ホワイト博士(※)が指摘してきた通り「育児知識の不足」です。
※ ホワイト博士:子育ての危機を招く3つの要因として、「育児知識の不足」「母親のストレス」「手助けの不足」を提唱したアメリカの心理学者。中でも「育児知識の不足」が子育てに与える影響を深刻に訴えた学者のひとりです。
途絶える「子育ての知恵」の伝承
かつては、おばあちゃんや近所のおばちゃんといった子育ての先輩は、子育ての知恵を授けてくれ、お母さんの相談にも乗ってくれました。
だから、母親は、子育てに迷うことなく、また煮詰まることもなく、平和に子育てをすることができました。
しかし、現在はそうした子育ての知恵の伝承が途絶えてしまいました。
子育てを手伝ってくれる人もなく、そして子育ての知恵を授かる機会もなく、相談する相手もなく、親は自分だけを頼りに子育てしているのです。
さらに、インターネットの普及による子育て情報の氾濫は、親たちを惑わせ、何が正しくて何がそうでないのか、子育てをどうすればいいのかをわからなくさせています。
こうした状況に対して、保育士、看護師、助産師、子育て支援関係者といった子育ての現場の人たちが、その必要性を痛感しているのが「親が子育てを学ぶ機会」つまり「親教育」です。
そして、それに呼応するように、子育てを真剣に考える親たちの中にも「子育てをきちんと学びたい」という明確なニーズが、芽生えてきました。
「自分の子育ては、これで正しいのか」
「子育てに自信がない」
「我が家の子育てがこれからどうなるのか不安だ」
そうした思いや不安に対する答えを探しているのだとも言えます。これは、「子育て」を「保育」や「子育て支援」という言葉に置き換えると、保育士や看護師、助産師、子育て支援関係者にも、そのままあてはまります。親を支援する立場の方たちでさえ、「育児知識の不足」の問題を自らの課題として抱えているのです。
「知識で子育ては出来ない」のは確かなことです。
子育ては、愛情や環境があって、はじめて成立するものです。
しかし、「知識がなければ、子育ては出来ない」のも事実なのです。
知識がなければ、愛情のかけ方、環境の作り方を誤ってしまうのが、現代の子育てです。
親も子育て支援者も、そのことを感じ取っていながら、答えを見つけられずにいたのだと思います。
こうした方たちの思いに対する答えとして、
「育児セラピスト講座」は生まれました。
『育児の専門家』を目指す育児セラピストとは?
育児セラピストは、
お父さんやお母さんなど育児に携わる人にとっての専門家、
つまり『育児の専門家』です。
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育児セラピスト前期課程では、心理学におけるアタッチメント理論を軸に、0〜6歳までの発達心理学を学び、さらに、ベビーマッサージをはじめとする日常の子育ての中でアタッチメント(愛着関係)を育む具体的な営みについて学びます。また、セラピー(心の癒し)ワークを実際に体験することによって、心理セラピーの基礎を実感すると共に、自らの心のリセットをして、明日からの育児のエネルギー充電をします。
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さらに学びを深めて、
「育児の専門家」へとスキルアップできます育児セラピスト前期課程を修了後に、後期課程に進みますと『育児の専門家』として、子育て支援の現場で、お父さんやお母さんにとっての指導者としての資格『育児セラピスト』を取得することが出来ます。
育児セラピスト前期課程を修了された方の中には、自分が育児で悩んでいたことが解決できた実感を得ると、今度は、同じように悩んでいるお母さんをサポートしたいと感じる方も多くおられます。
あるいは、もともとの受講動機の中に、ゆくゆくは、そうした子育て支援の活動をしたいと描いておられる方もいます。
そうした方々は、育児セラピスト後期課程に進まれ、育児の専門家『育児セラピスト』として、支援者の学びを得て、子育て支援の側で活躍されています。育児セラピスト後期課程では、前期課程で学んだ基礎の内容の根拠や背景、学術知見を学び、また、『育児の専門家』として必要な幅広い知識(夫婦関係、家族の成り立ち、コミュニケーション)を、社会学、医学、心理学といった分野から学びます。
さらに、お母さんたちとの関係を作る上で重要となるカウンセリングスキルや対人援助スキルも学びます。
また、子育て支援の現場で必要な子育てイベントや勉強会などの企画、運営についても学びます。育児セラピスト資格は、指導者としての資格ですので、一定の知識とスキルを修めていることを証するために、認定試験とレポートにて、資格認定を行います。
育児セラピストはこのような方に
活かしていただける資格です。
育児セラピスト前期課程は、育児や保育の当事者として、育児の実践における基礎的な知識、知恵、スキルを修めていることを証する資格であり、育児セラピスト後期課程や、各種教室のインストラクター養成講座を受講するための基礎資格です。
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- 子育て真っ最中のお母さん
- 育児について体系的にきちんと学び、自らの育児の悩みや不安を解決したいお母さんで、将来的には、自分と同じように育児に悩むお母さんのサポートをする活動や仕事をしていきたいと考えているお母さんや、どうせ育児を学ぶなら、本格的に学んで将来何らかの形で役立てたいと考えているお母さんにとっては、資格取得後に様々な形でスキルアップができる多様性(後期課程の他に、ベビーマッサージをはじめとする各種インストラクター養成講座への道)があります。
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- 保育士、看護師、助産師、
子育て支援関係者の方 - 子どもの発達の話や子どもとの関わり方についてのアドバイスを親御さんにしたいが、うまく言語化して伝えられない、「こうした方が良い」ということは浮かぶが、それに対する根拠を示すことが出来ないため伝えあぐねてしまう、といった声をよく伺います。現場の経験則でアドバイスすることは出来るが、今の親御さんは、それだけでは納得してもらえないことも多いようです。そうした専門職の方々にとって、育児セラピスト前期課程は、これまでの自分の考え方を再確認できますし、さらに育児セラピスト後期課程まで進んでいただくと、それらの根拠や背景を得て、育児の専門家としてのアドバイスが可能となります。
- 保育士、看護師、助産師、
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- ゆくゆくはベビーマッサージを始めとする
親子教室を開きたいと考えている方 - 子育て支援の現場で、ベビーマッサージ教室をはじめとする「親子教室」を開いて、毎日の親子の営みを通してアタッチメントを伝え、お母さんをサポートすることができます。また、育児セラピスト後期課程まで進めば、そうしたお母さんたちに、育児の専門家として、きちんとしたアドバイスが出来るようになるための知識とスキルが学べます。
- ゆくゆくはベビーマッサージを始めとする
その他、医師、臨床心理士・心理カウンセラー、大学講師、小中学校の先生、教育関連や玩具関連企業の方などが、この資格を取得して、それぞれの分野で本業に活用されています。
育児セラピスト前期課程で学ぶ講座カリキュラム
育児セラピスト認定講座は
「レクチャー(講義)」と「ワークショップ(実践ワーク)」
で構成されています。
レクチャー(講義)
アタッチメント基礎 | 発達心理学における「アタッチメント」とは何か?子育てをする上での、アタッチメント形成の必要性とその形成方法を学び、赤ちゃんと通じ合うことと、その大切さを学びます。 また、その具体的な営みとしてベビーマッサージや対話読み聞かせをご紹介します。 |
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発達心理学・基礎編 | 乳児期、幼児期、プレスクール期、学童期。それぞれの段階において、子どもはどのように成長し、発達をとげるのか。親として、保護者として、どのように子どもと関わっていくのかを、ホワイツ博士、モンテッソーリ、ピアジェといった学者の研究と、その知見から学びます。 |
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ワークショップ(実践ワーク)
聞く力ワーク | 初めて会う人との人間関係をつくる実体験をします。 |
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心の調律 セラピーワーク |
心理学者コフートの自己対象体験を応用した心理セラピーワークによる、心の癒し体験を実践します。 |
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レクチャー(講義)
発達心理学における「アタッチメント」とは何か?子育てをする上での、アタッチメント形成の必要性とその形成方法を学び、赤ちゃんと通じ合うことと、その大切さを学びます。
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発達心理学やアタッチメント理論といった子育ての知恵を体系的に学びます。
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幅広い受講生の年齢層は、世代を超えた学びの場となります。
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学術分野の知見を、育児における実践の立場から伝えるカリキュラムを組んでいます。
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受講生の取り組み方は、毎回真剣そのもの。講師も毎回、真剣勝負です。
ワークショップ(実践ワーク)
ワークショップでは、実際のセラピーワークを体験していただき、「人は、人によって癒される」ということを実感していただきます。
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初めて会う人と仲良くなるプロセスを体験します。
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相手との対話を通して癒されていくことを実感します。
受講生の声
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- 子どもの成長やあそびの意味、
保育者の位置関係を改めて学ぶことができました。 -
子育て経験がない中、保育士として働いていくことに不安を感じ受講を決めた。
午前中は、アタッチメントやボンディングの意味など、基本的なことですが大切なことを学ぶことができ、日ごろの子どもたちとのかかわりを振りかえり、改めて大切にしていくポイントを考えることができて、とても良い時間になった。
午後の発達心理学では、子どもの成長に大切な発達の段階や、あそびの意味、保育者の位置関係を改めて学び、土台となる知識に触れることができた。
また、ワークショップでは、「相手のことを知る、自分のことを話す」ことで、相手を知ったり、逆に自分を知ってもらい距離が近くなり、悩み相談もできて気持ちが明るくなった。保育士
- 子どもの成長やあそびの意味、
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- 初めて「アタッチメント」という言葉を知り、
その大切さ実感しました。 -
「アタッチメント」という言葉は知りませんでしたが、今回のその大切さを学んだことで、無条件で娘を受け入れ、コミュニケーションを大切にしていきたいと思いました。
コフートワークで、ペアの方と同じ親という立場で話が出来たのが自分のためになりました。
つぎは、育児セラピスト1級や、ベビーマッサージ講座を受講して、より深くアタッチメントを学びたいと思いました。主婦
- 初めて「アタッチメント」という言葉を知り、
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- 発達に応じた子どものとの関わり方を学び、
子育ての道しるべを見つけることができました。
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成長や発達課題に沿った関わりを知ることができて良かった。
これからの子育ての道しるべとして参考にしていきたい。
この講座を受講したことで、自分の子育てでも、困った時は振り返って楽しんでいけたらと思う。ママが笑顔でいることが1番だと思うので、気負いすぎずやっていきたい。看護師
- 発達に応じた子どものとの関わり方を学び、
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- 「子どもの成長」について
全体を学ぶことができました。
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子どもの発達について、順序が大事なんだということがわかりとても良かったです。なかなか子育てについて学ぶという機会がなく、児童館などへ行って相談することはできても、子どもの成長について全体を知るという機会もないので、それが勉強できて本当によかったです。
会社員
- 「子どもの成長」について
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- これから初めての育児が待っている立場として、
とても身にしみる講座でした。
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これから初めての育児が待っているので、どのように子育てをしてくのが良いか、漠然とした不安があり受講しました。
0歳から3歳までが「天才の期間」だということ、発達段階に合った「遊び」をすることで発達がより促されるという点が、今後出産を控えている身としては一番身に染みました。
愛情のある語りかけ、スキンシップをたくさんしてあげたいと思います。(育児セラピスト)1級も受講して、発達心理学についてさらに知識を深めたいと思いました。主婦
- これから初めての育児が待っている立場として、
ママタレントさんも取得している資格です
ママタレントとしても活躍されているタレントのSHEILAさん、
元バドミントン日本代表の潮田玲子さん、
アーティストのhitomiさん、元テレビ東京アナウンサー青木佐知さんが
『育児セラピスト前期課程』を取得されました。ご自身のブログで取得の報告をされています。
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- SHEILAさん オフィシャルブログ
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ブログの紹介記事はこちら:
SHEILAオフィシャルブログ
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- 潮田玲子さん オフィシャルブログ
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ブログの紹介記事はこちら:
潮田玲子オフィシャルブログ
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- ママ向けコミュニティ ママスタジアム内
ママスタコラム・hitomiさん -
コラムの紹介記事はこちら:
ママスタコラム
- ママ向けコミュニティ ママスタジアム内
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- 青木佐知さん オフィシャルブログ
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ブログの紹介記事はこちら:
青木佐知オフィシャルブログ
大学カリキュラムに導入されています
大学をはじめとする教育機関を「認定養成校」として認定、大学カリキュラムとして講座コンテンツを提供し、学内においてアタッチメント・ベビーマッサージをはじめとする各種インストラクターや育児セラピストの養成を行っております。
認定養成校は、卒業する学生の就職に有利な資格を与える機会を作るだけではなく、大学として、より現場に貢献できる学生を社会に送り出すことにもつながっており、さらに、そうした資格が学内のカリキュラムで取得できる大学として、入学希望者の増加にもつながっています。現在は、下記の2校が認定養成校になっており、学生は、卒業時(指定単位取得の上)に、保育士資格や助産師資格と併せて、当協会認定資格を取得します。
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育児セラピストの広がり
前期課程での学びをさらに深めたい方は「育児セラピスト後期課程」を取得、そして、後期課程までに学んだ知識を「人に伝える」ための知識やスキルを学ぶ「トレーナー講座」をご受講いただけます。
育児セラピスト後期課程修了者は、子どもから大人までの一生の発達を学び、その知識をもとに大人を導くためのスキルを学ぶ「シニアマスター養成講座」も受講いただけます。
また、「育児セラピスト前期課程」修了後は、お母さん向けの教室を開きたい方はベビーマッサージインストラクター講座やヨガインストラクター講座などを受講いただけます。
資格取得の流れ(一例)
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- 1級(全課程)取得後も、さらに学びを深めたい方、学びを伝えたい方に次の講座をご用意しております。
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- 日本アタッチメント育児協会 認定トレーナー
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- その他にもこのような講座があります
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- アタッチメント・ヨガ(マタニティ&ベビー)インストラクター養成講座
- アタッチメント・食育インストラクター養成講座
- あそび発達インストラクター養成講座
資格取得後のアフターフォロー
日本アタッチメント育児協会では、受講後の活動に役立てていただくために
3つのフォローをご用意しております。
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- 受講生専用サポートサイト
『アタッチメント・ライフ』 - アタッチメント・ライフは当協会で資格を取得された方のみがアクセスできる専用サイトです。
教室運営に役立つ情報や事例、受講生専用の相談窓口を用意しております。また、実際に教室を開講されている方の活動報告を動画でご覧いただけます。教室を開くときに使用するテキストを入手したり、ベビーマッサージオイル等の教材もこちらのサイトからご購入いただけます。
- 受講生専用サポートサイト
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- 受講生の教室情報をネットでご紹介
- 当協会で運営している教室紹介サイトに無料登録いただけます。
この教室紹介サイトに登録することで、各地域でベビーマッサージ等の教室を探しているお母さんや、教室を開きたい支援団体から認知してもらうことができます。
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- 受講生専用コミュニケーションサイト
- 同じ講座を受講された方や、全国の先輩インストラクター・当協会の専任講師、事務局スタッフに質問や交流ができます。
facebookやツイッターのように気軽に活動する上でのアドバイスをしあうことができます。
受講費用
費用内訳 | 価格 |
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育児セラピスト 前期課程(6時間) 受講料 | 70,000円 |
受講費用総額 (税別) |
70,000円 |
税込総額(10%) | 77,000円 |
※ 講座受講料には、テキスト代が含まれています。
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